リクガメの飼い方
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ギリシャリクガメ

砂漠や乾燥した草原に生息、寒いときは穴を掘って過ごす草食性のリクガメ

形態と生態

背甲の模様がギリシャ織のように見えることが名前の由来とされています。後肢と尾の間に突起状の鱗があり、英名spur-thighedの由来になっています。

砂漠や乾燥した草原、荒地に生息する。亜種や個体群によっては夜間や冬季等温度が低くなる時は、穴を掘ってその中で過ごします。食性は草食性で、主に草を食べるが木の葉、花、果実なども食べます。繁殖形態は卵生です。

属、分布、飼育環境

名称 ギリシャリクガメ
チチュウカイリクガメ属
分布 地中海沿岸諸国、南ヨーロッパ、北アフリカ、ロシア西部など
甲長 20~30㎝
飼育環境 日本の気候よりやや乾燥気味に

人間とギリシャリクガメ

ペットとして飼育されることがあり、日本にも輸入されています。亜種分けをせずに販売されることもあり、さらに分類が混沌としている本種においては販売時に明記されている亜種名も必ずしも的確とは限りません。

分布が広く地域によっては冬眠をする亜種(個体群)を入手できれば、ある程度温暖な地域では冬眠による周年屋外飼育も可能だが、逆に冬眠をしない亜種アラブギリシャリクガメ等を屋外飼育させた場合は、日本の冬を乗り切れず命を落としてしまうことも考えられます。

ギリシャリクガメの飼育

それぞれの亜種には、明確な違いはありません。とても人気があり飼育情報も入手しやすく、また、丈夫で比較的育てやすいかもしれません。しかし、適切な温度や湿度で育てましょう。

ケージ内は26~30℃、夜間は26℃で、湿度は、40~60%の環境で急激な変化は避けるようにしましょう。食事は、草食性なので、野菜や野草を中心に与えましょう。