リクガメの飼い方
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リクガメを連れて帰ったあとは

環境の変化に弱いリクガメ。ストレスを与えないために気をつけましょう。

温浴させたほうがいい?

リクガメを連れて帰ったら、まずよく観察します。激しく排泄していたり、とても暑い日で脱水していると思えたら温浴させます。洗面器などに30~35℃ぐらいのぬるま湯をリクガメの首が出るくらいの深さに張ります。そこにリクガメを10分ほど入れ、出した後はよく水気を拭き取ります。お湯を飲むようなら好きなだけ飲ませてOKです。

もし脱水している様子もなく元気なら温浴させる必要もありますせんし、少しぐらい汚れていても洗う必要もありません。リクガメは輸送や慣れない環境のためにかなりのストレスを感じているはず。慣れるまでできるだけそっとしておきましょう。

構い過ぎず休ませて

リクガメは臆病で繊細な動物です。やっと連れて帰ったリクガメ、あれこれと構いたいものですが、まずは触らずに我慢。ひっくり返ったなどの緊急事態以外は静かに休ませてあげましょう。でも、近くでじっと見られているのもリクガメだって緊張するもの。ちょっと遠くから様子を見守って下さい。

少しぐらいケージを汚してもしばらくはそのままで大丈夫。もしいつまでも落ち着かないようなら、ケージを布などで覆い暗くしてあげるとよいかもしれません。ただ通電している時は布がライトに接触しないように気をつけて。

リクガメは、連れ帰って2,3日はエサを食べないことがあります。そういった時は、お店で食べていたのと同じものをやったり、リクガメが好きそうな果物を与えてみます。焦らず様子をみて、でも1週間たっても食事をしないなら、病院で診察してもらいましょう。

落ち着いてきたら健康診断

元気そうに見えても、購入してから1~2週間たって慣れてきたようなら動物病院で健康診断してもらいましょう。環境変化のストレスで体調を崩していないか、寄生虫や感染症にかかっていないか診てもらいます。それまでにリクガメをよく観察しておいて、気になることや聞きたいことがあればまとめておくといいですね。

もし寄生虫が見つかった場合は、処方された薬を飲ませて駆除します。エサに混ぜたり、薬を乗せた葉を手で食べさせると案外あっさり飲ませられます。また排泄物には寄生虫がついているかもしれないのでリクガメの口に入らないように。床材は掃除しやすい取り換えやすいものがいいかもしれません。寄生虫の駆除にはある程度時間がかかるかもしれませんが、カメも飼い主も根気強く頑張りましょう。