リクガメの健康に必要な栄養素
人間の骨のように、リクガメも骨や甲羅にはカルシウムが必要です。本来の生息地であればカルシウムが豊富な土壌で育った野草もミネラルやビタミンが豊富なためあえてカルシウムに気を遣う必要はありませんが、日本での飼育では気を付けてあげなくてはいけません。
リクガメの食事のガイドライン
基本的にはどんなリクガメでも葉物野菜が中心です、なかでも大事なのは特定の栄養素というよりもバランスです。同じものばかりになるとどうしても偏ってしまうためできるだけ色々な種類の野菜を与えることが大切です。あえて言うなら小松菜、モロヘイヤ、チンゲン菜などのカルシウム多めの緑黄色野菜をメインにするといいでしょう。
リクガメの食事で気をつけること
野生に住む本来のリクガメからすれば、野菜や野草を多く摂るのがいちばん自然です。使いやすく簡単でよく食べるとしても人工飼料（リクガメフード）だけで育てるのは注意が必要です。リクガメは健康が分かりづらく、甲羅の変形や具合が悪くなってからは取り返しがつきません。リクガメフードはあくまで副食として、それだけを与えるのはやめましょう。
リクガメ喜ぶ主食とは
小松菜はカルシウムをはじめ、ミネラル、鉄分など栄養が豊富でバランスがいいためリクガメの食事には欠かせない野菜です。比較的1年中手に入りやすく、毎回取り入れてもよいくらいです。茎もけっこう水分を含んでおり触感もよいためそのまま与えることもできます。
リクガメの副食、主食のお供に
キャベツは淡色野菜の中でもビタミンCが豊富。また繊維質も多くリクガメにとっても胃腸を整えるのに役立ちます。ただキャベツだけだとヨウソ欠乏症になる場合があるため、メインに使うよりは副食として使うといいでしょう。手に入りやすく旬には安くなるので使い勝手のよい野菜です。
リクガメに与えられる野草
野草は実は栄養の宝庫。ビタミンやミネラルが豊富なので是非取り入れたい食材です。ただ欲しい時に欲しいだけの量が手に入るわけではないですし、リクガメを連れての散歩も大きさや生活環境によっては難しいので裏メニューとして取り入れるといいかもしれません。
人工飼料（リクガメフード）の使い方
人工フードはデメリットを踏まえてメリットを最大限に活かさない手はありません。市販のリクガメフードは進歩していて、タンパク質、ビタミン、ミネラル、繊維質などリクガメに必要な栄養がバランスよく配合されています。もちろん食事の基本は野菜ですが、上に数粒トッピングすると不足しがちな栄養を補うことができるため効果的です。
栄養補助剤の使い方について
野生のリクガメは太陽の光をたっぷり浴びてカルシウムを作り、しっかりした甲羅を持っています。それに対して日本で飼育されているリクガメはどうしても甲羅が軟らかくなりがち。やっぱり、紫外線や食事から得られるカルシウムが不足しがちといえます。