リクガメの飼い方
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1年を通じての飼育のポイント

日本での飼育には気をつけることがいっぱい。四季の気候に合わせた飼育ポイント。

春は保温に気をつけて

日に日に暖かい日が増えてきても、フィルムヒーターは使用し続けて下さい。特に夜間から明け方にかけては冷え込むので注意。部屋の中なら日差しも暖かいので窓辺に出してやって本格的な日光浴の準備をするのもいいですね。きっとリクガメも、外に出られるのを首を長くして待ってます。

梅雨は多湿対策を

梅雨時は多湿になりがち。ファンを回したり、部屋の扇風機を回したりして、ケージ内の湿度が上がり過ぎないように気を付けましょう。気温や湿度が日々変わりやすく不安定な時期でもあるので、湿度計や温度計を見ながら調整する様にしてください。

乾燥を心掛けても高い湿度に影響を受けて、なかなか湿度を下げられないケースもあるかと思います。ケージの設置場所を変えるなども視野に抜本的な対策を取るようにしましょう。また、カビやダニも発生しやすい時期ですので飼育環境を清潔に保つようこまめに掃除してあげてください。

活動的になる夏

リクガメも活発に行動する時期です。ベランダや外へ出してやると、せっせと歩き過ぎて足の裏や爪をすり減らし過ぎるコも。ベランダに人工芝を敷く、アスファルト舗装をできるだけ避けて歩かせる、などの工夫をしてあげるといいですね。

また気温が上がってくればフィルムヒーターは必要なくなります。保温ライトやホットスポット用ライトも消せるかもしれません。紫外線ライトは必要ですが、この時期はなるべく自然の太陽光で日光浴させましょう

ただ真夏日など気温が上がり過ぎる場合もあります。ベランダは反射や室外機の風などで必要以上に高温になることがあります。特に人間の体感温度と低い位置のリクガメの温度は違いますので注意してください。

秋は夜間の保温に注意

昼間はまだ暑いくらいでも、夜から明け方は冷える日が増えてきます。気温が下がり過ぎないように注意しましょう。

フィルムヒーターを使ったほうがいい日も出てくるかも。初秋の暖かい日中なら、短時間でも日光浴させてあげましょう。真夏に落ち気味だった食欲も戻ってきます。やっぱりリクガメも食欲の秋?

冬はしっかり保温と保湿

自然では冬眠するリクガメもいますが、飼育下での冬眠はリスクが大きいので無理にさせないほうがいいでしょう。冬眠はしなくても、寒くなっ冬期は保温と保湿に特に気をつかう時期。特に夜から明け方にかけて急激に温度が下がると、体調が悪くなるどころか命に関わる事態になる恐れもあります。寒くなると次第に活動がゆるやかになり、食べているか寝ているかの状態になります。

ケージ内の保温はもちろん部屋自体の暖房にも気を配って下さい。ただ、暖房を使用するようになると、今度は湿度が下がってきます。ケージ内に霧を吹いたり加湿器を使ったり、乾燥しすぎないように注意して下さい。特に放し飼いで飼育している場合は、部屋の温度湿度の調整がとても大切になってきます。