診れる病院を探そう
残念ながら犬や猫に比べ、リクガメを診察してくれる動物病院はまだまだ少ないのが現状です。ですから、リクガメを飼う前に、自宅のなるべく近くでリクガメを診てくれる病院を前もって探しておきましょう。リクガメを購入したペットショップやリクガメを飼っている知人がいれば聞いてみましょう。リクガメ以外のペットを飼っている人でも、動物病院によく行く人なら情報を持っているかもしれません。
インターネットで検索することも出来ます。動物病院のホームページがあれば、リクガメに詳しい獣医師がいるかも確認できますね。中にはリクガメを飼っている病院もあります。そんな病院ならまず安心です。病院に電話をかけてリクガメを診てもらえるか聞いておくのもいいでしょう。病院の口コミ、患者さんの数などをみれば、評判の良い信頼できる病院かどうかもだいたい分かります。
ただ、健康診断や簡単な病気の治療はできても、重病や大けがの手術などに対応できる動物病院は限られています。もしそうなった場合は、かかりつけの病院に対応できる病院を紹介してもらいましょう。
不調のサインを見逃さない
環境や栄養不良が原因の病気はたいてい、ゆっくりと進行します。特にリクガメはガマン強い動物、はっきり目に見える症状が出るまで分かりづらいことがあります。ちょっとしたサインを見逃さず、普段の生活で少しでもおかしいと感じることがあれば電話だけで済まさず、直接病院に連れて行きましょう。鼻水や口内炎など人間にとってはたいしたことがないと思える症状でもリクガメには重症の場合があります。
連れていく時も、寒い時期はペットシーツなどを敷きしっかり保温します。受診する時は、どのような点がおかしいのか、食欲、便の状態、生活パターン、設定温度や湿度を伝えられるようにまとめておきましょう。出来れば便は持参して寄生虫その他の検査をしてもらいましょう。
定期的な健康診断も
リクガメが家に来て1~2週間たち環境にも慣れてきたら、動物病院でいちど健康診断を。健康診断してもらい、飼育方法などの相談にのってもらうことで獣医師との信頼も築けます。また、そのように基本データを伝えておくと、いざ病気になった時の診療がスムーズになります。
その後も、定期的に健康診断してもらうことをおすすめします。クチバシや爪のカットなども血管を切らないようにカットするのはなかなか難しいので、病院にお願いしてもいいですね。