何より大事な温度管理
爬虫類であるリクガメは外温動物。体温は常に周りの環境に左右され、自分で上げ下げはできません。もちろん野生のリクガメなら自分の生態に適した場所で生息しているから問題ないのですが、日本で飼育する場合は飼い主がリクガメが元いた環境をよく知り、出来る限りそれに近づけてやらなければ生きていけません。
冬になれば部屋の暖房を入れ、体を上から温めるライトや、お腹側から温めるフィルムヒーターなどを用意します。夏は夏で、日陰をつくってやるなど体温の上がり過ぎを防ぐ注意が必要です。1日のうちでも、昼と夜、活動時と寝ている時、それぞれ違った温度管理をしなくてはなりません。
リクガメは何を食べるの?
リクガメは基本的には草食動物です。与える餌は葉物野菜やタンポポなどの野草が中心です。リクガメ用のフードも市販されていますが、リクガメの体は草を消化吸収しやすいように出来ているので、出来るだけ自然に近いいろいろな野菜をバランスよく与えることがベスト。肉などはあえて与える必要はありません。もちろん他のペット用フードや、まして人間用に味付けされた食べ物は決してあげちゃダメです。
甲羅を健康に保つために、リクガメには多くのカルシウムが必要です。また体の生理作用を整えるためにビタミンも欠かせません。市販されているカルシウムやビタミン剤のサプリメントで補います。
いざという時のために
リクガメは人間と共に暮らしてきた動物ではないので、他のペットのように自分からスキンシップを好むことはありません。飼い主としては少々物足りないかもしれませんが、頻繁にべたべた触るとかえってストレスになっちゃうくらいです。また、リクガメが病気やけがをした時、診察してもらえる動物病院はまだまだ多くないのが現実。リクガメを飼いたいと思ったら、まず診てもらえる病院を探しておくことも重要になってきますね。
カメはかなり長生きです。ゾウガメの中には200年、250年生きた例もあるほどです。リクガメも上手に育てれば20年~30年は生きます。他の動物たちが「攻め」の姿勢で生きているのに対し、カメは「守り」の生活。マイペースでのんびり。争うことはほとんどありません。そんなストレスのない生活が長生きの秘訣なのかもしれませんね。