リクガメの飼い方
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多湿の環境を好むリクガメ

高温多湿を好むリクガメは年間を通して湿度は高めに、特に冬季の管理は気をつけよう。

高湿度環境を好むリクガメ

60~80%の湿度を好むリクガメをここでは「高湿度環境を好むリクガメ」としています。日本も比較的湿度が高いと言われていますが、さすがにここまでの湿度は積極的に作ってあげる必要があります。特に冬場は乾燥を好むリクガメでも加湿をする季節なので気を付けましょう。

甲羅の乾燥は命取り

多湿を好むリクガメは、もともとインドやアフリカなどの中南米の熱帯雨林や渓流沿いに棲んでおり。細かい湿度の設定は種類によって異なりますが、湿度の目安は50~80%と高めです。最低湿度を下回ると命に関わわるため特に幼体は湿度を高めにしてあげてください。甲羅の乾燥は命取りになる場合もあるので注意が必要です。

このタイプのリクガメのケージの中は高温多湿となるので蒸れやすく、カビや細菌の温床となりがち。いつもきれいに掃除しておきましょう。

床材はバークチップを

多湿を好むリクガメの床材には、樹皮を材料とするバークチップが適しています。バークチップは樹皮が水分を含みやすいので湿度を保ちやすく、湿度の側面だけで床材を選ぶならとても適しています。

ただ、小さめのバークチップはリクガメがエサと間違えてうっかり飲みこんでしまうので、チップのサイズは大きめのものを選んで下さい。乾燥してきたら霧を噴いたり水を撒いたりします。水分を含める分、傷みも早い床材なのでカビや劣化も早いのでまめに交換することが必要です。

特に注意したい冬期の管理

湿度を保つためにも水入れは必ず入れます。浅過ぎるとリクガメがひっくり返してしまうので、どっしりした、カメが入りやすい大きなものを選んで下さい。水はまめに交換します。乾燥しやすい冬季は特に湿度管理が大変です。

エアコンの暖房などで、ケージを置く部屋自体も乾燥してくるので部屋全体を加湿器などを使って加湿するとよいかもしれませんね。逆に夏場は高温多湿による蒸れ過ぎに注意が必要です。