リクガメの飼い方
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怪我や事故、火傷などの外傷

落下事故、他の動物との接触、やけど…飼い主の不注意で大怪我をさせないよう守ってあげよう。

リクガメの落下事故

ケージやベランダなどからの落下事故にはくれぐれも注意しましょう。前足が地面に着かないと段差を移動しない慎重派のリクガメもいますが油断は禁物。固い甲羅でも高いところから落ちれば割れてしまいます。甲羅が割れることはカメにとって命取り。甲羅が無事に見えても、骨折していたり内臓が破裂している場合もあります。特に体のどこかから出血している時はその可能性が高いと思って下さい。

一見しただけでは分からないので動物病院で診てもらいましょう。ベランダなどに出すときは、絶対にフェンスの隙間などから落ちないようによく確認してからにしましょう。

他の動物に襲われた

リクガメ以外に犬や猫を飼っていると、カメが噛まれて大けがをすることがあります。自分の家の犬は大丈夫でも、散歩中に会ったよその犬に噛まれることもあります。犬の歯は甲羅に穴を開けるほど鋭く、噛まれたところから細菌が入ると命取りになります。他の動物が近づいて来たら油断せずカメから目を離さないようにして下さい。

また、幼体の小さいリクガメの場合はベランダで日光浴をしている時にカラスなどの鳥に連れ去られることもあります。ベランダに鳥よけのネットを張るなど対策を講じましょう。

ライト類によるやけど

保温ライトやホットスポット用ライトが近過ぎると、甲羅にやけどをすることがあります。またライト類の落下や接触にも注意が必要です。フィルムヒーターの上に長く居過ぎて低温やけどになることも。

甲羅をやけどすると、赤くなったりつなぎ目に体液がにじんできます。甲羅がはがれてくることもあります。保温器具の扱いには細心の注意を払いましょう。もちろん飼い主も厚手の軍手をする、消灯してもすぐには触らないなど、ライト類の取り扱いには十分注意して下さい。