リクガメの飼い方
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リクガメの飼育環境

リクガメが日本でも健康に暮らすためには、飼い主が人工的に快適な環境を作り出してやらねばなりません。ここではそのための様々なグッズを紹介します。

ケージはどれくらいのサイズ、材質を選べばよいか、リクガメの生死に関わる温度や湿度の管理は何を使ってどう管理すればよいか、さらにリクガメが落ち着いて生活できるためのエサ入れや水入れ、シェルターの選び方まで。じっくり調べて、最適なものを選びましょう。

快適に暮らせるケージの選び方

ケージの大きさは甲羅の長さが目安にして決めます。最低でも幅は甲長の5倍、仔ガメでも60センチ以上のものを用意します。リクガメは特に活発なので甲長20センチほどなら最低でもケージは90センチ以上は欲しいです。成長に合わせたり活発度に応じて大き目なもの、頑丈な材質なものに買い替えるようにしましょう。

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リクガメの生死に関わる温度管理

日本とは温度変化が違う環境の中で生きてきたリクガメですから、日本で健康に飼育していくにはケージの中をできるだけ本来住んでいた環境に近づけてあげましょう。とはいっても日本は縦に長く地域寄って気温も様々、リクガメも種類によって好きな気温が異なるので答えは一つではありません。

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適度に乾燥した環境を準備しよう

湿度で言うと40~50%が好きなリクガメは乾燥を好む種類にあたります。中には多湿と乾燥を行き来するタイプもいるのでケージのレイアウトなど、リクガメ自身が好きな湿度を選べるよう準備をしてあげる事が必要です。

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やや乾燥した環境を好むリクガメ

乾燥の一歩手前、50~60%を好むリクガメをここでは「やや乾燥」に分類させていただきます。比較的日本の気候に近い環境ながら湿感のコントロールが重要です。乾燥へ傾けるには床材を湿度を貯めにくい素材にしたり、通気をよくするためにファンなどを設置します。湿度を増やすには水のみや水分を貯めるミズゴケなどをレイアウトするなどで対策します。

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多湿の環境を好むリクガメ

60~80%の多湿な環境を好むリクガメは日本では加湿を怠らなければ容易に準備できますが、気温と湿度が伴うとカビや雑菌やダニなど、リクガメ以外の生物も発生しやすくなってしまいます。湿度対策というよりもこういった別生物の対策も考えておきましょう。

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ケージ内を温める飼育設備

リクガメは外温動物で肺も大きく、取り巻く空気の温度に体温がすぐ左右されるため、ケージ内全体を温めるための設備が大切です。中でも保温用ライトは太陽に近く日なたと日陰を作り出します。保温マットは下から設定した温度を作れるので使いやすく比較的安全です。

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甲羅を守る紫外線ライト

紫外線を照射する爬虫類専用の蛍光灯で、1日10時間~12時間ほど点灯します。リクガメにとって紫外線を浴びることはとても大切です。生活のリズムを作るだけではなく、甲羅に必要なカルシウムを効率的に吸収するためのビタミンDを得るためにとても必要です。

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乾燥を防ぎ水分を補給する水入れ

水入れを入れておくとケージ内の湿度を保つのにも役立つため、多湿を好むリクガメには特に必要です。また、水に浸かるタイプのリクガメは良くひっくり返してしまうため、ひっくり返しにくい形や工夫、重くて浅いタイプをオススメします。

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安定性があり食べやすいエサ皿

エサ皿もステンレス製、プラスチック製、陶器など種類があり、浅めのものであれば犬猫用のタイプが使えるケースもあります。選ぶ基準は手入れしやすく安定性があるものがオススメです。また、フチの高さがあるとひっくり返したり食べにくかったりするためリクガメに合わせて工夫が必要です。

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落ち着ける場所、シェルター

リクガメを部屋に置くと部屋の隅などの狭いものに入り込みます。このようにリクガメは本能的に身を隠そうとする習性があるため、リクガメが生活するケージ内では落ち着けるシェルターを設置してあげましょう。

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取り外ししやすく通気性のいいフタ

リクガメは壁を登ったりすることが無いのでフタがなくても逃げ出すことはありません。フタを付ける意味はケージへの落下物や、虫の侵入を防いだり、暗くしてあげたい時に光を遮ったりと、リクガメを守る意味が大きいです。また、加温や加湿をしているケージの場合にはフタが大活躍します。

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温度と湿度を調整するファン

ケージ内に空気がこもったまま加湿するとケージ内が蒸れてしまうため、温度と湿度を下げるファンを効果的に使い、過度の湿度を解消できます。むしろカビや細菌の対策にはファンが無いと無理かもしれません。高温多湿になりやすい夏場や、多湿を好むタイプは特に注意、そうでなくてもケージ環境のコントロールに1つ持っておくと安心です。

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霧吹きでいつも適度な湿気を

ケージ内の乾燥を最も早く解消するにはやっぱり「霧吹き」でしょう。床材に向かって何吹きかするだけで簡単に湿度を上げることができます。乾燥を好むタイプのリクガメでも乾燥し過ぎは良くないので適当のコントロールのためにもリクガメ用の霧吹きを1つ持っておくと安心です。また、霧吹きする時は保温ライトなどに水がかからないように気をつけてください。

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加湿器を使って部屋自体の加湿も

日本のリクガメ飼育の鬼門は冬の乾燥、多湿を好む種類のリクガメはもちろんですが、乾燥を好むタイプでも冬場の乾燥は強すぎなので、一定の湿度はキープする必要があります。狭いケージ内ではコントロールが難しいため、ケージを置いている部屋全体に加湿器を使うのがオススメです。

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