リクガメの飼い方
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リクガメの食事で気をつけること

リクガメに食べさせてはいけないものは?後で後悔しないために知っておきたい注意点。

人工飼料より自然の野菜を

リクガメ本来の生き方からすれば、野菜や野草を多く摂るのがいちばん自然ですので、最近では栄養バランスが優れてきていて与えやすいとはいっても、リクガメフードだけで育てるのは注意が必要です。リクガメフードを与える際にもカルシウムやビタミン、ミネラルのことを考えて、野菜にトッピングするくらいで十分です。

リクガメ向けに配合されたリクガメフードでもそれだけを与えるのは控えた方が良いですが、ドッグフードなどの全く違う生き物のフードを与えるは絶対禁止です。リクガメは大きな体を重力に耐え支えるために進化した生き物です。一時期の食生活の崩れは成長に大きな影響を与えて取り返しがつかなくなります。

肉や昆虫、人間の食べ物はNG!

リクガメは雑食性もあり与えると食べてしまう事があります。ぐったりして急いで動物病院に運ばれても消化不良とわかっても甲羅を切開して手術ができる病院はそうありません。堅い甲羅で守られたリクガメでも不用意に与えた食べ物であっさり死んでしまいます。そんなことにならないためにも、野菜、野草、果物以外は与えない。それが基本です。

人間用に味付けされた食べ物も絶対にダメです。人間が食べていると、おねだりしてきたり、与えれば何でも食べるリクガメもいますが、人間の菓子類、加工食品、おかずなどはどれもリクガメにとっては塩分や糖分が多過ぎて病気の原因になります。

乳製品も危険です。腸の善玉菌を増やすために、ほんの少しヨーグルトを食べさせるケースもあるようですが、牛乳やチーズなどの乳製品は絶対に与えないようにしましょう。

観葉植物に注意!

リクガメをケージから室内に放すとき気をつけたいのが観葉植物。観葉植物の中には毒性のあるものがあるんです。でも緑の葉はリクガメにとってはおいしそうなごちそうにしか見えないですよね。

鉢が高いから大丈夫と安心していても、なんとかよじ登ったり小さな鉢ならひっくり返したり…リクガメはけっこう頭もいいのです。おまけに食いしん坊だから、鉢を別の部屋に置いていても何とか口にしてしまう…ということがあるもの。特に毒性のある観葉植物は家に置かないことが一番です。