リクガメの飼い方
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リクガメの食事のガイドライン

リクガメの食事に大切なことは?できるだけ色々な野菜をバランスよく適量与えよう。

主菜も副菜もバランス良く

基本的には葉物野菜が中心です。でも大事なのはバランス。同じものばかりにならないよう、できるだけ色々な種類の野菜を混ぜてあげて下さい。小松菜、モロヘイヤ、チンゲン菜などのカルシウムの多い緑黄色野菜をメインに、レタス、キュウリ、トマトなどを副菜としてトッピング、という感じでしょうか。ただ野菜の中でも、ホウレン草はシュウ酸が含まれていてカルシウムの吸収を妨げますし、他にも単品で与え続けないほうがいい野菜や与えてはいけない野菜もあるので気をつけて下さい。

育てやすい野菜をプランターで育てておくと、手軽に新鮮な野菜を収穫できるので便利ですよ。リクガメもベランダで遊んでいる時におやつが食べられてラッキーかも(笑)。野草もビタミンやミネラルが豊富なのでよく洗って取り入れましょう。

リクガメは果物が大好きだけど

甘い味が好きなのか色が鮮やかだからなのか、リクガメはけっこう果物が大好きです。といっても果物は糖分が高く、あげ過ぎると野菜を食べなくなるのでたまにトッピングしてあげるか、おやつ程度に。種は取ってあげて下さい。そしてここでもやはりリクガメに与えてはいけない果物に注意です。

こんもり積んであげよう

これらの野菜を浅い皿に重ね、必要に応じてカルシウムやビタミンを補います。リクガメは、こんもり積んであるほうが食べやすいようです。幼体なら小さく切ってあげて、成長してからは大きいままバリバリ食べさせましょう。そのほうが食欲もアップし、クチバシが伸びるのも防げます。

時間があればぜひ手でエサやりしてみて下さい。食べにくいものも食べさせられるし、飼い主を覚えてくれるし、愛情も伝わる…かも?

与える適量ってどのくらい?

量は、そのリクガメの甲羅の大きさと同じくらいが良いと言われます。成長期は、与えたエサを食べきるようなら少しずつ増やしてみて、少し食べ残すくらいで様子を見る、そうやって適量を見つけて下さい

リクガメは、活動の活発な時期や成長期は食欲も盛んですが、冬場は食欲が落ちることがあります。その時に合わせて調整するといいですね。

時間はどうする?

エサの回数は、成長期なら1日2~3回、ある程度成長したら1日1回で大丈夫。なるべく午前中の日が高いうちに食べさせるのが理想的です。

紫外線ライトを浴びて体も温まって代謝が良くなっているので、一番消化がよい時間なんですね。逆に夕方や夜になるとリクガメの胃腸はお休みモード。夜の食事は消化不良のもとになります。

旅行などで留守にするとき

旅行などで留守にするとき、温度と湿度がきちんと管理できていて健康な成体のリクガメなら2,3日食べなくても大丈夫です。

ただ、1日掃除できないだけでケージは汚れるし、ひっくり返って起き上がれないかも…という、食事以外の心配がありますので、安心して旅行するためにも動物病院などに預けるか、1日1回は信頼できる人に来てもらって食事も含めた世話をしてもらうのが安心です。