リクガメの飼い方
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特に覚えておきたい飼育ポイント

冬眠は?掃除は?成長は?リクガメの飼育ならではの覚えておきたい注意点。

冬眠するのが自然?

冬眠が問題になってくるのはチチュウカイリクガメ属ですね。それ以外のリクガメは冬眠させてはいけません。チチュウカイリクガメでも幼体や老カメ、体が弱っているカメ、家に連れて来て間もないカメは冬眠させてはダメです。繁殖させるためには自然に近づけたほうがいい、そのために…と冬眠させようとする人もいますが、冬眠と繁殖はあまり関係ないようです。もちろん繁殖は別の意味でとても難しいことですが。

リクガメを飼育下で冬眠させるのは、それだけリスクが高いということ。毎日大事に世話をして夏も冬も一緒に暮らすほうが、飼育下のリクガメにとってはかえって「自然」で体の負担も少ないかもしれません。冬眠はくれぐれもよく考えて行って下さい

大掃除は定期的に

定期的なケージ内の大掃除はリクガメの健康にとって大切なことです。毎日の掃除やメンテナンス状況にもよりますが、月1~3ヶ月に1度はリクガメを取り出して大掃除しましょう。

ライト類や飼育グッズなど取り出せるものは全て取り外し、洗えるものは水洗いをしてしっかり乾かしましょう。床材も全部取り出してできれば処分して新しいものに交換しましょう。空になったケージは全体を水洗いしてから綺麗に水分を拭き取り乾燥させます。ケージが乾いたら新しい床材を入れて、清潔にした飼育グッズを戻し、ライト類を設置。ライト類や温度計がきちんと作動するか確認し、リクガメを入れても良い状態になったらリクガメをケージ内に戻します。

この間、取り出したリクガメが冷えないように気をつけて下さい。暖かい時期なら日光浴をさせている間に、寒い時期なら暖かい囲いの中に。とにかく、掃除中も出しているリクガメのことを忘れないように!

定期的なセルフ身体測定

リクガメの甲長や体重の増減は健康のバロメーターになります。特に成長期のリクガメなら、1週間に1度は身体測定しましょう。

甲長はノギスなどで、体重は、幼体なら調理用量りで、大きくなって調理用量りでは間に合わなくなったら飼い主が抱いて体重計に乗るなどして測っておきます。健康状態が良ければ成長期のリクガメは少しずつでも体重が増えていくもの。それが1gも増えない、逆に減っているという場合は、元気に見えても食欲があっても成長不良です。何か原因があるはず。動物病院で診てもらって原因を突き止めましょう。