リクガメの衝動買いはNG！何度もペットショップに行き、本当に飼いたいリクガメを選びましょう。
他の動物でも同じですが、リクガメが飼いたいと思っても絶対に衝動買いはダメ。何軒かのペットショップを見て回り、他にどんな種類のリクガメがいるか、どんな状態で飼われているか観察して下さい。欲しいリクガメは自分が育てられるものなのか確認してください。人気のある種類のリクガメなら何匹かが一緒に売られていることもあるので、1匹1匹比べてみて下さい。
ショップを何軒か回っているとだんだん目が肥えてくるので、健康なリクガメの区別がつくようになってきます。それに、衛生状態、管理状態、金額、店員さんの態度…お店の違いも分かってきますしね。リクガメを飼い始める時には必要な設備やグッズも揃えなければならないので、良心的で誠実なペットショップを探すことです。自宅から遠過ぎると移動する時のリクガメのストレスが大きくなるので、できるだけ自宅に近い店であればベストです。
ピンポン玉サイズの仔ガメはとても可愛いもの。欲しくなるのはやまやまですが、小さなカメほど抵抗力が弱く、ちょっとしたことで死んでしまいます。初心者は10センチ以上に成長したカメを選ぶのが無難です。
野生のカメは本来単独行動。ですから1匹ではさびしいのでは、なんて思わなくて大丈夫です。かえって複数飼いしていると、生育の違いで優位に立つ個体に、弱いほうが委縮してしまうことがあります。オス同士だと、成長してくると縄張り意識が出て来て相手に甲羅アタックをするものもいます。オス・メスのペアで飼いたいと思っても、仔ガメの雌雄の判別は困難ですしね。そのうえ1匹が病気になると他のカメに移ってしまう恐れもあります。
それに、リクガメは種類が違うと棲んでいる環境もまったく違うので、リクガメと他の種類のリクガメを同じ水槽で飼うことはまずできない、と思って下さい。初めは、1匹のリクガメを大切に飼うことから始めましょう。