リクガメの飼い方
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リクガメの健康は日々の予防から

健康を守るにはまず日々の予防から。まずは適切な温度・湿度の管理、食事のバランスです。

まずは温度管理

もともとリクガメは、1年中気温の高い地域に棲んでいる動物です。日本とはまったく違う環境から連れて来られたわけですから、何をおいてもまず温度管理!リクガメは少しでも低温にさらされるとあっという間に体調を崩します。くれぐれも寒い時期は気をつけて、特に夜間~明け方はケージ内の保温だけでなくフィルムヒーターなどを使ってしっかり温めてあげましょう。

と言っても、24時間ケージに張りついて温度計を見ていることも出来ませんから、ライト類や温度計をサーモスタットにつなぐ、またはサーモスタットと一体化したものを使って設定温度をキープしていきます。その場合でも機械に任せっぱなしにしないで、朝、夕方、夜と温度計をチェックして下さい。

活動時と睡眠時、朝と夜は微妙に温度差をつけます。昼の活動時は睡眠時より若干高めに。もちろん、夏の暑い時期と冬の寒い時期では適温も違ってきますし、飼っているリクガメの種類によっても違ってきます。それぞれのケースに合わせた温度管理をしっかりして下さい。

基本の「キ」、湿度管理

温度管理と同じくらい大切なのが湿度管理です。特に日本の冬はとても乾燥するので、リクガメの過ごしやすい、元いた環境に近づけるのはとても大変です。冬の時期は、多湿を好むタイプのリクガメはもちろん。乾燥を好むタイプでも乾燥し過ぎになりがち。床材の状態や湿度計にいつも注意していて下さい。

夏場であっても注意が必要です。特に多湿を好むタイプのリクガメのケージ内は、気温が上がると蒸れ過ぎてしまうことがあるので、ファンを回し高温多湿になり過ぎないように気をつけます。また、ケージ内がダニやカビ、細菌の温床になりやすいので、排泄物をこまめに取り除くなど清潔を心がけます。さらにリクガメ自身の水分不足にも気をつけて下さい。

バランス良い食事

日本ではわりと1年中新鮮な野菜が入手しやすいですよね。ビタミン、ミネラル、食物繊維などを含んだ野菜はリクガメの主食。出来れば毎日同じものでなく、異なったたくさんの種類の野菜をバランス良く彩りよく食べさせたいもの。

春から秋にかけては野草も生えてくるので食事に加えてあげましょう。リクガメの中には、好き嫌いのはっきりしたコもいます。好きな物ばかり食べさせないようにバランス良く食べるよう気を配ってあげましょう。